正直は時に刃物
こんにちは。ゴロゴロしながら孫の手で生活できないものかと考えているダラ主婦です。孫の手は魔法の杖。
実はうちには自閉症の息子がいます。
小さい頃は大変でしたが今はもう手がかかりません。
最後に頑張ったのは息子の就職先を決める時でしたね。これが一種のゴールです。
何箇所か作業所見学に行き、作業所と言っても微妙に作業の内容は異なるため、その短い見学時間の間に見るべきところを見てどこが1番息子にあっているかを判断しなければいけません。
私は6箇所くらい行きましたかね。
あちこち行きすぎてどこがどうだったか分からなくなってしまいました。
さて、本命が決まっていよいよ実地体験です。
息子は2箇所行くことになりました。
一つ目はチャレンジ的なもので、やはり息子には厳しそうでした。
オーケーオーケー想定内。
さあ、次こそ大本命。
実習中2回ほど見学に行きましたが良い感じです。
作業も息子にとってはそれほど難しくなくこれはもう決まったも同然でしょう。
ここに決めたぜ!来年からよろしくお願いしますうう〜!
さて、実習最終日に私と息子と作業所の方と三者面談をするのですが、そこにでっかい落とし穴がありました。
三者面談で聞かれる事はあらかじめ想定していたので、私は良い感じで「なぜこの作業所を選んだか」をスラスラと、しかし熱をこめて説明することが出来ました。
完璧!決まった!これまでの日々を思い出し鼻の奥がツーンとします。
次に作業所の方から息子への質問です。
作「作業は楽しかったですか?」
息「つまらなかった」
プッッッポーーーー!!!!!!
普段はオウム返しばっかりなのに、なんでこんな時には普通に会話してんの!?
え、シーーーンとしたこの空気、どうすれば良いのこれ?私一曲歌って踊れば取り返せる?
続いての質問
作「来年からうちの作業所に来たいですか?」
息「〇〇(チャレンジで行った作業所)が良い」
私「ははははは〜」
弱く、乾いた笑いが出てしまいました。
作業所の方は少し困った顔で、ぜひ息子に来てほしい、頑張ってうちで作業して欲しいと説得してくださいました。
結局今はその作業所に楽しく通っていて、私の目に間違いはなかったと言いたいところなのですが、良いですか、これから作業所実習をするお母さん方。
親が言うことよりも本人が言うことの方が重要です。
自分が練習する前にお子さんへの質問想定集を作って練習しておいてくださいね。
それでもいざとなるとこういう子たちって正直に言ってしまうのよね、それが面白くもあり大変でもあり。orz
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