うちの話
うちには知的障害を伴う自閉症の息子と、未診断ですがおそらく発達障害の娘がいます。
現在、これらの障害は家系的に発生するということが明らかになっています。
私の息子が自閉症と診断された後、義理の叔母から「そういえば」という話を聞かされました。
私がまだ幼い頃に亡くなった叔母が季節の変わり目には調子が悪くなって「狐付き」だと言われてよくお払いに連れて行かれていたと。話をよく聞くと叔母には発達障害と軽度知的障害の特性があったようでした。
その後夫に「ごめんね、うちの家系みたいだわ」と謝ったところ、夫に叱られました。そんなことを言うもんじゃない!と。そんなこと(親戚に障害者がいる)で結婚を躊躇う程度なら最初から結婚していない、と。
不器用で気の利いたことは一切言えない夫の、最高に気の利いた言葉だったかもしれません。
でも娘たちがいつか結婚を考えた時、息子のことが大きな十字架になることは確かです。それについても夫は「それで結婚を躊躇う相手なら最初から結婚をしない方が良い」と言っています。
世の中あなたみたいな人ばかりではないのよ〜。( ´Д`)
というかあなたが希少な人種。
私も兄弟姉妹に自閉症の人間がいて遺伝すると分かっていたら結婚も子どもを産むことも躊躇っていたかもしれません。
でも今は落ち着いて幸せな家庭を築いています。息子のことがいつか娘たちの結婚、出産の障壁になるだろうな、という心配以外は。
夫の言葉を聞いた時、世の中どれくらいこんな考えの人がいるのだろうと思いました。大学生の長女は「結婚するならお父さんみたいな人が良いな」とも言っています。
なぜこの人が私(なんか)と結婚したのか謎。結婚生活は幸せなことばかりではありませんでしたが、かえって絆が深まったと思います。
私は持病もあり夫より早く死ぬと思いますが、もしも2人がよぼよぼになるまで長生きをして、私が夫より長生きをするとしたら、喜んで夫のオムツを変えようと思っています。(^-^)v
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